神祭
故郷に残る伝統


汗見川流域には6つの集落があり、それぞれの集落に氏神様として神社が祀られています。沢ケ内集落には白髪神社があり、11月に秋の大祭が行われています。

神祭が始まる前には、地域の方が榊に掛ける半紙を折ったり、注連縄に半紙を挟んで神事の準備を行います。

神事では神主さんの祝詞の後、玉串を奉納し
日頃の感謝とこれからの繁栄を祈ります。

沢ケ内集落では白髪神社の祭りの後、
八坂様の祭りも行われています。

古き良き伝統を未来へ
古い写真があり、昔の神祭のお話を聞きました。(平成に入った頃)
年号が平成に変わった頃の神祭は沢ケ内小学校(現在の清流館)の
グラウンドまでお神輿が曳かれ、獅子舞も舞っていた。
また、小学校も授業が早く終わり、お神輿と一緒に白髪神社に
行き、餅まきに参加していたそうです。
(写真に写っているのは平成11年の餅まきの様子です。)

近年の神祭では神事を行った後、お神輿を出していましたが、地域住民が減少し、お神輿の担ぎ手が居なくなりました。現在はお神輿を台車に乗せて曳いているそうです。
地域の人口が減り、受け継がれてきた伝統文化の維持が難しくなってきていますが、昔ながらの伝統はなんとか未来に残していきたいと考えます。